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2010.05.04 (Tue)

愛しい人へ


かっしーが落ち込んでいる。

正直、鬱陶しい、とまでは言わないが、重苦しい。←こらこら

と言うのも。



【More・・・】


そもそも、かっしーが何故こんなにドツボにハマったかと言うと、きっかけは彼の弟(セイちゃん)に、

「この連休、そっちに行こうと思うんだけど?」

と、彼の実家にウキウキ電話して(セイちゃんは実家に住んでいる)

連休も仕事の予定のセイちゃんに、

「高速、すげー渋滞だし、別に来なくていい」

と冷たく断られたからだ(うーむ・・・)

その上、昨日、そのセイちゃんから前触れもなくメールが来たからって、嬉しそうにいそいそと電話したのに、
(かっしーはメールより電話派ww)

「あ、悪い、メール間違えてそっちに送ったみたい」

とかあっさり言われて、後ろ姿がかなり淋しそうなかっしー。

「なあ、俺、セイに嫌われたのかなあ?」

なんて、悲しい声で俺に尋ねてくる。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



あのなあ。

俺とかっしーが付き合い始めた頃、自慢の兄貴が男の恋人を作った事を認めたくなくて、すぐ傍にいるにもかかわらず、かっしーが紹介した俺の顔はおろか、視線さえ合わせずに、無視を決め込んだ筋金入りのブラコンのあんたの弟が、あんたの事を嫌ってるわけねーだろーが!!

(頼む、長いけど大きい字で言わせてください)



ていうか。

10代、20代ならいざ知らず、40代に入ったオッサンが、同じく40代間近のオッサンに好かれてるだの嫌われてるだの(こうやって書くと、ホント恥ずかしいことみたいな)どんだけ仲良しなんだよ(-_-;)




と、呆れつつも。

振り返って、じゃあ、お前はどうなんだ、と聞かれると、俺も立場としては非常に微妙で(汗)

妹を溺愛するこの情熱は、たとえ妹が2児の母になろうと誰にも負けない! 

と拳を握りしめて高らかに宣言しそうなほど濃い感じで(大汗)


はい、おじバカである前に、シスコンだったと! 
つまりそういうことなんですがww


・・・・今、じっくり考えてみたら、俺の妹は石原○とみに似ている! 

とか思ってしまう辺り、非常にイタイと言うか、つける薬がないと言うか、ほとんど変t(以下略)
でも、マジで可愛いんですよねえ。




先日ご訪問したH氏のブログで、彼の妹さんに対する並々ならぬ、というか俺的には限りなく微笑ましい話を拝読して、感情移入&激しく同意しまくってしまった俺。
(すんません。コメントしてない記事なんですけど(^^ゞ



4月後半に書いたと思いますが、以前俺が寄稿させていただいた雑文を再掲させていただくにあたって、本来なら許される事ではないのかもしれませんが、同志として?彼に捧げたいと思った拙文を1番最初に載せようと思います。


H氏の一日も早い平癒を祈って。


では、よろしければお進みください。






↓      ↓       ↓




アップルパイ



「お兄ちゃん、お腹すいた!」

妹が電話の向こうで、少しふざけて笑いながらそう言っている。



さあ、アップルパイを焼かなくちゃな。







高校時代から家を出て1人で生活していた俺は滅多に家には帰らず、帰省するのはもっぱら盆暮れ正月のみ。


しかし大学生活も後半に入ると、それ以外にもバイトで金を貯めてちょくちょく帰省するようになり、もっとも、それは地元の友人達との付き合いだったり、就職活動の前触れのようなものだったが、実家近くに『帰る』予定が出来た時は、両親ではなく妹に連絡を取るのが常だった。


そして、俺からの連絡を受けると、妹は、最後にいつも決まってこうせがんだものだ。

「お兄ちゃん、お腹すいた!」

「家に帰ってきて、いつものアップルパイ、作って」

そんな風に甘えられるたびに実家に帰って、キッチンで妹と一緒にアップルパイを焼いた。


一体いつからだろう?

こんな奇妙な習慣が始まったのは。



勿論、作って、と、甘えてはいても、見ているだけではなくて、彼女も手伝っての『共同製作』なのだが。


妹は、この為に買ってもらったのか、それとも誰かからのプレゼントなのか、ピンクのフリルが一杯付いたエプロンを締め、俺は普通の・・・何が普通と言うのか微妙だが、カフェエプロン(の様なエプロン)を締めた。
(後に、妹から黒のシンプルなエプロンをプレゼントされた)


最初はたどたどしかった手つきも覚束なかった手順にも段々と慣れてきて、汗をかくほどガチガチだった俺達も、やがて作業をしながらのおしゃべりも弾むようになっていった。


妹と作ったアップルパイは、実際はそんなに手のこんだものではない。
そもそも、使用するのは市販のパイシートだ。
だから、酸味と甘味が絶妙に絡み合った林檎を探し求めるのがコツだ。
ただ甘いだけの林檎では、少々だらけた味になってしまう(様な気がした)


林檎をスライスして、グラニュー糖とレモンの絞り汁を加えて、ゆっくりコトコト煮る。

甘ったるい香りが漂う。


決して姿を現さなかったが、多分、アップルパイの甘い香りで、両親は俺の来訪を知っていた筈だ。


パイシートをめん棒で伸ばして、皿に生地を広げる。

細長く切ったパイシートを、並べた林檎の上に網目状に飾り、形を整えてから卵黄を塗る。


一連の作業をしながら、妹と近況報告を兼ねた、取り留めのない話をした。


俺は甘いものはあまり好きではないのだけれど、妹はいつも甘いアップルパイをリクエストした。

「だって幸せになれるんだもん」

噛み締めると、口いっぱいに広がる林檎の味と、生地には目にも香ばしい焼き色がついた魅惑のアップルパイ。

大抵のスイーツと呼ばれるものは(甘いのが苦手で)作らなかった俺が、唯一レシピなしでも作れるようになったお菓子。

「お兄ちゃん、美味しいよ」

8分の1のカットのその半分でも、俺には多い気がしたが、妹がアップルパイを皿に入れて差し出してくると、苦笑しながら頬張ったものだった。


天真爛漫な、年の離れた甘えん坊の妹。

甘いアップルパイ。

彼女の砂糖菓子の笑顔。


スイーツとはよく言ったものだ。

それは、甘い甘い、依存の象徴。


そもそも誰かに依存しているとかいないとか、そういう意識もなく自然体で生きていける妹。

その可憐さ、幼さ、真っ直ぐさ。


出来るだけ早く自立して、誰にも依存せずに生きられるようになりたい、と、子供の頃から必要以上に考えながら生きてきた、そして常に自分を律し、緊張感を強いられていた俺が、全く知らない幸せの感覚。


ともすれば、親の愛を一身に受けていた彼女を妬みそうになる、そんな闇を自分の内部に抱えながら、俺は一心不乱にパイを作った。


しかし彼女の可憐さや幼さは、同時に俺の庇護心をくすぐり、妹がお兄ちゃん、と呼んでくれるたびに、無垢なその笑顔を曇らせたくない、と強く思った。

俺が彼女を守るのだと、間違っても俺のような思いは絶対にさせないと、そんな使命感に突き動かされるように地元に帰り、彼女の為にアップルパイを焼いた。

シスコンだと笑わば笑え。


アップルパイ。

砂糖菓子の笑顔。

何がそんなに嬉しいのか、明るく屈託のない妹の笑い声。


彼女は甘える。

無邪気にはしゃぎながら、ふざけて俺の腕にしがみついてくる。


だけど。

意識的になのか、無意識なのか、尋ねた事はないけれど、今になって振り返ってみると、そうやって、実家に居場所のなかった俺に、そこに入り込める『きっかけ』と『空間』を作ってくれていた事に気付かされる。


家族との血の繋がりを呪った事しかなかった俺に、彼女が寄せてくれる信頼、愛情、温かなそんなもの。

ただ俺が彼女の兄であるという理由で、与えられる機会に恵まれた贅沢な肉親の情。

呪っていた血のしがらみをもいつしか受け入れ、克服していく足掛かりをくれた妹。


何者かに生存を赦されている。


彼女に甘えられる事で、俺がここに存在している事にも意味があるんだ、と、生まれながらにして持っていた原罪を洗い清められるような気がした。


依存されているように見えて、その実、彼女に本当に依存していたのは俺の方だったのかも知れない。


甘いアップルパイ。

妹の砂糖菓子の笑顔。


それは甘くて、酸っぱくて、楽しいのにやっぱりほろ苦い、過去の記憶。





 (『Jammin’ Words~交差する言霊 共通テーマ「依存症」』より転載)





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03:20  |  問わず語り  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)

Comment

Vさんこんにちは。
いつもこっそり覗いていますが、今日はコメントしてみます…。なんか言葉がうまいこと出ない…。

下の兄弟(妹でも弟でも)は歳が離れているとやっぱり可愛いもんですよね。
妹とは5つだったか、離れているので余計に「かわいいな」と感じるのかもしれません。
つかVさんもやっぱりシスコン(笑)
仲が悪い時もあったりしますけど、やっぱり世界で一番妹が可愛いっすよね(←もう堂々とシスコン)

ハル(晴仁) |  2010.05.10(月) 08:48 | URL |  【編集】

晴仁さん、こんばんは。
どうもいつもながらレスが激遅くてすみません(大汗)

年の離れた妹って、マジ可愛いっすよね!
特にうちなんか、親子と言ってもいい、と言ったら過言ですが(笑)
まあそのくらい離れているんで(俺はその頃には、とっくに身に覚えのある体だったしね。←コラ)
滅多に喧嘩することもないんだけど。
普通に道端歩いてても可愛いです(どういう比喩?)
堂々のシスコン宣言、ありがとう!
(安心しろ、俺も同類だ!)

気候が益々厳しくなってるけど、最近調子の方はいかがですか?
恋人さんに甘えられる時は、しっっっっかり甘えて、
(お前が言うか、って言われそうだけど。(笑)
一日も早く良くなりますように。



V |  2010.07.04(日) 22:17 | URL |  【編集】

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