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2009.06.03 (Wed)

思い出せば いつも うっすらと哀しく

今更すぎてヘソが茶を沸かしそうですが、そんな超常現象の発生(?)はさておき。←意味不明




【More・・・】


5月の母の日の出来事を少し書いてみます。
あまり面白い話でもない様な、そうでもないような。

まだ、自分の頭の中で上手く整理できていませんが、取り敢えず形にしてみたいと思います。








相手に相応しいプレゼントを選ぶ才能というものを持っている人がいる。
幾百も種類がある中から、たった1つを選び出す、そんな才の持ち主。

しかし贈る方だけでなく、贈られる方にもそれなりの才能というか、器用さが必須であり、そんな才能のある人は、数多くの贈り物を受けることができるだろう。

金は天下の回りもの、というが、また金は寂しがり屋だから、仲間がたくさんいる場所(=つまり、お金持ちのところ)に集まるんだよ、ともよく言われることで。
金を儲ける才覚のある人が更なる金を呼び寄せるように、人付き合いの才能がある人は素晴らしい知己を呼び寄せる。
贈り物も然り、だと思う。

あの人にプレゼントすると、とても喜んでくれる。
あの人の喜ぶ顔が見たい。

相手にそう思わせる人は、とても大勢の人間達からの心の籠った贈り物を手に入れる幸福が約束されているのだと思う。


今年は、どうしても仕事で都合がつかなかったかっしーを置いて、俺1人で、かっしのオフクロさんにプレゼントを届けに行った。
と言っても、特別な品物ではない。
いつも通りの花とバッグと、彼がお勧めしていた、俺の誕生日にバースデーケーキを買ってきてくれた店で、オフクロさんのためにケーキを買って行ったんだ。

「わあ、嬉しい! ありがとう!」

オフクロさんは大袈裟なくらい喜んでくれて、遠くてスケジュール的にもしんどかったけれど、わざわざ車を飛ばしてやって来た甲斐があったなあ、と実感できるような、そんな歓迎ぶりで。

俺が帰宅した後、持参したケーキを食べてから、更にお礼の電話までくれたんだ。

「Vちゃん(かっしーのオフクロさんは、俺のことをそう呼んでいる)、あのオレンジのケーキ、物凄く美味しかったわー」

貴方達の住んでいる街にも、こんな美味しいケーキの店があるのね。

羨ましいわ。

彼女の心からの賛辞は延々と続き、とても無邪気で愛らしくて。

「あのー、そのケーキ、オレンジじゃなくてマンゴーなんですけど(汗)」

とは、遂に言えずじまいだった俺・・・・・・・(^^ゞ



でも、こんな温かい気持ちになれるのは、きっと贈られ上手なオフクロさんの持っている才能の為に違いない。

そしてその才能を、我が恋人はちゃんと引き継いでいて、日々の生活の中で、それはいつも如何なく発揮されて、俺を優しく包んでくれる。
(お茶目で天然なところも、激似、だけどなww)





そういう訳で。


プレゼントを贈る才覚もない自分にとって、子供の頃の『母の日』は憂鬱の種だった。

母に相応しいと思われるプレゼントがなかなか見つからず、どんなに悩んで考え抜いた末の選択でも、彼女に贈ったプレゼントが喜ばれたためしはなかったからだ。

つまり、母も贈られ上手ではない側の人間だったのだろう。

贈り下手な息子と、贈られ下手な母親の組み合わせは、笑うしかないほど滑稽で、救いがなくて。

まるで重石を載せられているように胸が詰まった、思い出せばいつも、そんなうっすらと哀しい皐月の日を繰り返していた。




だけど。



今年も母から電話がかかってきて。

「贈り物、本当にありがとう。・・・・ありがとうね」

いつもとは違う、感情の籠った母の言葉。
そう、昨年に引き続いて、今年も俺が母の日のプレゼントを贈ったのだ。
それも、昨年は妹に尻を叩かれた形で無理矢理感が漂っていたが、今年は自然にプレゼントを選んでいたんだ。

外出時の必需品、(紫外線防止つきの)ストールと帽子、なんだけど。
まあ、後は無難に、お約束の花、くらいで。


というのも、やはり妹から、オフクロが今、四国巡礼をしている、という話を聞いたからだ。
何日も泊り込んでと言う本格的なものの時もあるし、週末だけでいくつかの寺院を回る、所謂『お遍路体験ツアー』みたいな時もあるらしい。

それよりも、俺が初めてその話を聞いた時に驚愕したのは、旅行にオヤジと一緒に行っている事だった。


八十八ヶ所の寺を巡拝することにより、八十八の煩悩を取り除き、八十八の功徳を積むことができる。

そう言われている四国巡礼に、そんなものから最も縁遠いと思っていた母が、何故参加しようと思ったのか。

それも今まで行動を共にすることがほとんどなかった父と同行するなんて、どんな心境の変化なのか。


「お兄ちゃん、お母さんね、最近よくお兄ちゃんが小さかった時の話をするようになったのよ」

そんな風に妹が俺に電話して来ることが増えたような気がする。

「あたしは○○(ユキの子供。天使ちゃんですねw)みたいに夜泣きも酷かったし、結構手が掛った赤ちゃんだったけど、お兄ちゃんはホントに手のかからない子だったって」

屈託のない彼女の話に、俺はどう反応していいのかわからず、相槌も打てずに暫く黙っていたけれど、

「・・・・そんな事、覚えているのか」

独り言ちる様に、小さく口の中で呟いた。




父と、娘夫婦との生活の中で、初孫をその腕に抱いて、母の胸に去来したものを、俺は知る由もないけれど。

いつか、全ての傷が癒えて、あの重苦しかった皐月の日々を懐かしく思える時がやってくるのだろうか。
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06:30  |  日記  |  トラックバック(0)  |  コメント(7)

Comment

僕はプレゼントを贈るのはビジネスをするのと同じだと思います。ビジネスの基本は自分のやりたい仕事をやるだけではなく、客に喜んでもらえることです。
(ビジネスマンとはいえ、すぐビジネス思考になる自分がちょっと悲しくもなります。)

母子家庭で育った僕だが、経済的には恵まれ、母の寵愛を一身に受けていたので、ほしいものを手に入れるのは当たり前だと思い、ほしいものを手に入る喜びをあまり知らなかった、という心の貧しい人間でした。

うちの彼は僕と正反対で、プレゼントがどんな些細なものでも、彼は感謝一杯を込めて受けとってくれます。それを見て、僕はいままで味わったことのない"幸せ感"を味わうことができ、いままで気づかなかった宝物を、発見するようになったのです。

彼こそ神様が僕にくださった最高の宝物です。
(初コメントにオノロケ話をしてしまい、申し訳ありません。Vさんなら僕の気持を理解してくださると確信している確信犯です。(笑))
diaspora |  2009.06.06(土) 11:58 | URL |  【編集】

久しぶりです^^
うん、すっごく分かる、としみじみと自分を振り返って
自分や周りの人達のことを考えてしまいました。
私も昔はプレゼントが苦手というか何かと的外れで(笑)
貰ってもどう反応したらいいか照れくさくて
気持ちを物や形にするのが億劫だと思ってました。
でも今趣味のおかげで少しずつ相手の喜す反応を見ることが出来、
自分の気持ちを素直に伝える術を実につけれるようになり
最も嫌いとしてたイベントなど心から楽しめるようになりました^^
素直に心から滲み出る相手を思いやる気持ちを形にするのが
一番いいんでしょうね。
sakura |  2009.06.06(土) 21:53 | URL |  【編集】

ご無沙汰しております。
私は付き合ってた相手からすこしは影響をうけて変化した(らしい)のでなんとなく確信を持っていうのですが、人間ってそばに居る人や置かれてる環境によっては誰もがよい方へと変化する可塑性ってあるんじゃないか、と思います。
Vさんが負っている全ての傷が癒えるかどうか無責任なこといえませんし、わかりません。でも、これも少しずつよい方へ変化するのではないか、なんて思います。

末尾ながらVさんのご両親にお大師様のご加護があること、そして四国巡礼中の道中のご無事をお祈り申し上げます。
楠田 |  2009.06.07(日) 01:46 | URL |  【編集】

お久しぶりです☆
何だか複雑な思いで読んじゃいましたわ(^^;
母の日父の日誕生日・・・学生の頃から毎回贈ってたけど、一度もありがとうのお礼の言葉を聞いたことないんですよね・・・別にそれが聞きたくてしていたわけじゃないんですが。一応、プレゼントは気に入っていたみたいで愛用していたようですが・・・なんでしょうね~人としての基本ができてないわ・・・と、我親ながら呆れましたね(^^; 
あ、ワタクシはプレゼント選び大好きですよん♪
喜ぶ相手の顔を見たいですもんね☆
桔梗 |  2009.06.07(日) 08:59 | URL |  【編集】

diasporaさんへ

初コメント、ありがとうございます。

>僕はプレゼントを贈るのはビジネスをするのと同じだと思います。

そうですね、俺も就職してからやはりそう思うようになりました。
いくら頑張っても、それが顧客や上司から期待されていない(仕事の)成果なら、マイナスの評価しか受けないように、相手の要求するところを読み取り、その要求を満たす事は何より大切ですからね。
ビジネス思考は、俺もよくします。後、計算も(笑)

『欲しいものを手に入れる喜び』を、多分違った意味で、昔の俺もあまり知りませんでした。
逆説的に思えるかも知れませんが、欲しいものがいつも手に入らない環境で育つと、手に入らないのが当たり前で、全てを諦めてしまって、どんなに欲しくても、どうせ手に入らないんだから、と、自暴自棄な気持ちになってしまったんです。
そしてdiasporaさんの様に、愛情にも経済的にも恵まれた家庭で育った俺の恋人に、苦労知らずのおぼっちゃまに、どうせ俺の悩みなんてわからない、と、八つ当たりした事もありました。

彼だって、年齢相応の目に見えない苦労や痛みを抱えていたのに。

俺は、誰もが荷物を背負っているということを知らず、自分の傷に押し潰され、捻くれて歪んでしまっていたのです。
彼が傍にいてくれなければ、俺はきっとずっと歪んだままだったでしょう。

shziziさんもdiasporaさんも、どんな大変な思いをされても、お互いを思いやり、感謝する心を忘れない、素晴らしいカップルだと思います。

>彼こそ神様が僕にくださった最高の宝物です。

いやもう、いくらでもノロケちゃってください!(^^ゞ

恋人が至宝だって言うの、本当によくわかります。

↑便乗ノロケw

お2人の絆がこれからも深まっていきます様に。


sakuraさんへ

こちらこそ、ご無沙汰ばかりですみません。

sakuraさんがプレゼント(を貰うのも贈るのも)が苦手だったって言うのが信じられないんですけど(汗)

やはり、周囲の仲間達の影響って凄いですよね。
勿論、ダーリンさんの影響だって・・・ねえ?(ニヤリ)

>素直に心から滲み出る相手を思いやる気持ちを形にするのが
>一番いいんでしょうね

俺も、そう思います。
素直が一番、なんですよね、きっと。
俺には、まだまだそこに行きつくまでに越えなければならない壁が高く聳えているような気がしますが。
(ツンデレ、じゃなかったツンツンを早く治せって話ですが。汗)

ところで、体調はいかがですか?
なんか大変な感じで・・・
少しは眠れたのかな、心配です。


楠田さんへ

こちらこそ、ご無沙汰して申し訳ありません。
(でも、日参はさせて貰っていますw)

>Vさんのご両親にお大師様のご加護があること、
>そして四国巡礼中の道中のご無事をお祈り申し上げます。

ありがとうございます。
四国巡礼については、そちらのブログでのお話、とても参考になっています。

最初、巡礼の話を聞いた時、宗教的なものから縁遠い人生を送って来た父と母が何故、という思いしかなかったんです。

>人間ってそばに居る人や置かれてる環境によっては
>誰もがよい方へと変化する可塑性ってあるんじゃないか、と思います。

やはり、環境が人を育てるんですね。
そりゃあ良い方ばかりでなく悪い方に行く危険性もあるんですが、人との出逢い、環境の変化など、一見ランダムに見える時間と空間の中での巡り逢いによって、変わっていくものがあるのだと俺は信じたいし、ある意味実感しています。

でも、環境や出逢いが人を変えるのなら、母と父にどんな邂逅があり、そういう変化を生んだんだろうと、考えてしまうんです。
恐らく答えを聞くことはないんでしょうけど。

『jammin’~』でもお付き合いのある楠田さんならおわかりかと思いますが、自分の存在は何なのか、どうしてこの世に生れて来たのか、自分が誰かの為に役に立つのか、なんて真剣に考え始めたら、もう俺なんか、とてもまともな神経じゃいられなかったと思います。

祈りや信仰の持つ力は揺るがせにできないとは思うのですが、祈りも信仰も供養も多分、自分の心の平安の為、そして自分が信じる誰かの為にあるのだと俺は思っています。

心強いメッセージをありがとうございました。


桔梗さんへ

ご無沙汰しております。
そちらを日参しているのですが、いつもロムばかりですみません。
これから益々厳しい気候になりますが、お体の方、どうぞご自愛ください。

>何だか複雑な思いで読んじゃいましたわ

そう、心の問題ですからね。複雑なんですよ(^^ゞ

礼なんて言われなくても、ただ喜ぶ相手の顔が見られたらそれで満足なんだけど、俺の方も残念ながら、そういうのは一切なかったな。
(子供の頃の話ですが)
受け取って貰えなかった時もあったしね(苦笑)

でも俺が、たとえ相手が全然喜ばなくても使ってくれてるんならいいや、位の気持ちでプレゼントをするタフさがあったなら、 きっと両親との付き合い方も全然違ったものになったんじゃないかって思える時があるんです。
後悔、というのとはまた違うのですが・・・

>ワタクシはプレゼント選び大好きですよん♪

桔梗さんが、誰かを喜ばせたい、という優しい心からの想いを失われないで本当によかった、と思います。
その前向きさを是非見習いたいです。

コメントありがとうございました。



V |  2009.06.14(日) 22:12 | URL |  【編集】

遅くなりましたが・・・
年月を経て、少しずつお母様との関係も良いものとなってくようですね。
それはお孫さんが生まれて、お母様の胸にもVさんの小さな頃の事が思い出されて
愛おしく感じられたのでしょう。
子供を育てる事は本当に大変なことだと思います。ましてや赤ちゃんは少しも目を離せない。
お母様も小さなVさんの事を本当に大切になさっていたのだと思います。
私自身もそうですが、身内が故に複雑な気持ちを抱かざるを得ない事もあるわけで・・
他人には推し量れない部分もおありだと思いますが
これからもVさんとお母様の関係が今まで以上に
良いものとなるよう、祈っています。
まかろん |  2009.06.15(月) 00:39 | URL |  【編集】

まかろんさんへ

レス、遅くなってすみません。

年月を経て、変わっていくもの、変わらずにあるもの、変わってはならないものもあると思いますが、母の脳裏をよぎったものが一体何だったのか。
知りたくもあるし、同時に知りたくない気もするんです。
子供を育てる大変さは、正直俺にはよくわからないんだけれど(多分、これからもわかることはないんだろうけれど)、俺の内部には、よくある家庭なら普通に育った筈の『上手く育たなかった部分』『未成熟な部分』があるのは確かです。
身内故に許せることと、身内だから赦せないこと。
何度か整理して、何処かでキリをつけようと試みてはいますが、人の心ってヤツは厄介で、なかなか上手くいきませんね。
でも、温かい言葉をありがとうございます。
うん、頑張ります。
V |  2009.06.29(月) 21:50 | URL |  【編集】

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