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2008.12.12 (Fri)

その時 心臓を貫いた何か

光陰矢の如し、とはよく言ったもので、本当にあっという間に時間が経過して行きますねw

なーんて、ご無沙汰具合ですみません(汗)



【More・・・】
ようやく、『最愛の系譜』の続編?をアップすることが出来ました。


俺の過去話は、時間経過が一体どうなっとんじゃい? 
というものが多いので少々補足すると、時系列的には、
『砂に滲みこむ水のように』が1番で、2番目の『始まりの時』と重複する部分があり、『読む前の処方箋』は当然前の2つの後になって、『人を恋うる歌』は、付き合い始めてだから、えーとその後か?(混乱)

そして、『最愛~』は(お試し期間として)付き合い始めるまでの間の出来事で、今回の記事はその続き・・・・・だと思います。

こうしてみると、割合短い期間の出来事なのに、延々と書きまくってしまう俺って(^^ゞ


その他に関連の補足記事がありますので(えっ、まだ? とか言わない!笑)、これもリンクを張っておきます。
気が向かれたら是非ww


望むことがあるとすれば<2>夏の思い出
    
望むことがあるとすれば<3>3度目のプロポーズ



それでは、相変わらずの長文ですがどうぞ。







俺がかっしーから、自宅マンション訪問の招待を受けて数日後。

実際に彼のマンションを初めて訪ねた日の、少し前の某日。


その日、今度こそ本格的に俺の顔には『何か』がついていた。
と言うより、怪我で腫れ上がっていた、と言うべきか。


その原因は、会社を出たところで待ち伏せしていた、当時付き合っていた元同僚のダンナだった。


前にも書いたが、久しぶりの恋をした彼女にフラレてからというもの、俺は相当自堕落な日々を送っていて、特に女性問題に関しては、不埒なロクデナシっぷりで、誘われるまま、今は人妻になった同僚と、割り切った遊びの積もりの恋愛ごっこなどをしていた。


激しい衝撃に襲われた瞬間、何が起こったのかわからなかったけれど。

やおら胸倉を掴まれて、左頬に2発パンチを喰らって、口の中が切れて鉄の味がした。
俺を殴っている相手の顔が見えると、頭で認識するより速く体が反応して、即座に体勢を立て直してこちらからも反撃したけれど、俺の格好悪さは変わらなかった。



もうすぐ離婚するんじゃなかったのか?
もうずっとセックスレスだったんじゃなかったのか?

浮気相手の俺を待ち構えて殴るくらい、あいつが好きなら、なんで直接そう言わなかったんだ。
何で彼女を抱かなかった?


恨み言を言う積もりじゃないが、いろいろな憤りが脳裏を横切って。

襟元を掴んで睨み合いを続ける俺達を、偶然通りかかって驚いた会社の知人達が、裏通りの路地まで引き摺るように連れていって、2人の間に割って入って仲裁してくれた。

乱れた衣服も、髪も、そのままで。
痛む左頬を押さえてそっぽを向く俺は、血走った目で俺を睨み付けていたそいつより何倍も、どうしようもなく格好悪かった。



そんな姿で、彼と待ち合わせをしていたバーに行った。



かっしーは俺の顔を見て、まず無言で瞠目して、でもすぐに立ち上がって俺の肩を掴むと、自分の隣りの席に座るように促した。
それからハンカチを差し出して、血の滲んだ俺の口元を拭けってジェスチャーをした。

冷静な彼の反応に、はらわたが煮えくり返るようだった俺の興奮は徐々に鎮まり、席に深く座り込むと、ロックを注文した。

その後、店の洗面所を借りてズキズキ痛む歪んだ顔を洗って、口を漱いで、酷く惨めに変貌し、散らかった風体を整えた。


俺が席に戻ると、彼は曖昧に笑いながら、

「随分男っぷりが上がったじゃないか」

なんて軽口を叩いた(様な気がする)

俺は、カウンターに乗せられたグラスに手もつける気にもなれず。

暫く沈黙を守ってから、話すともなしに今までの顛末を、彼にボソボソと話し始めた。
彼は辛抱強く、途切れ途切れになる話と俺の愚痴を聞いてくれたよ。


話を聞き終わった彼は、呆れたように小さな溜め息をついて、店の人から受け取ったおしぼりとビニール袋に入った氷を俺に差し出した。

「相手の女性も男もなあ・・・・・一体何を考えていたんだか」

ほら、これで冷やせよ、と話しながら、もう1度嘆息と共にそんな声を漏らして。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



暫く。

何かが起こったのだろうか、と戸惑う位の沈黙の時間が経過してから、彼は再び喋り出した。



「俺だったら、絶対そんな思いはさせないのに」


深く、想いを込めた声で。








最初は、てっきり、俺の浮気相手の人妻にたいして言った台詞だと思ったんだ。
俺だったら、妻に浮気させるような夫にはならない、そんな風に言ったんだと。


でも、彼が見つめていたのは俺だった。


伏せていた顔を何気なく上げると、彼の真っ直ぐな視線が俺の目とぶつかった。
その瞳が雄弁に語っていた。


俺は、お前にそんな思いをさせたりしないよ―――と。




その台詞が自分に向けられていると悟った時。


視線を外すことが出来なかった。
真剣な眼差しに、心が震えた。


空間が、ドクン、と大きく脈打って、この時を記憶の中に鮮明に打ち付けていった。



好きだ、と告白されたわけじゃなく、
愛してる、と彼の唇が言葉を形作ったわけでもない。

それなのに、彼の言葉が、何度考えても熱烈な愛の告白に思えて仕様がなかった。


今までの多くの、恋愛とも言えない遊戯の様な恋の中で、繰り返し味わってきた痛みとは違う種類の痛みが、心臓を貫いた気がした。




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02:26  |  君が好き 胸が痛い  |  トラックバック(0)  |  コメント(3)

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 |  2008.12.12(金) 03:30 |  |  【編集】

後半、私の胸までもが、ドクン、と。。。。
7 |  2008.12.12(金) 16:30 | URL |  【編集】

管理人コメントのLさんへ

レス、大変遅くなってすみません!

黒い歴史・・・そうかも知れないですね。
まあ、いずれにしても俺がロクでもない人間だったのは間違いないんです。

Lさんの仰られた通り、本当に大事なものを見極める為に、俺は随分遠回りをして、間違いもたくさん犯しましたけれど、最終的に負の連鎖から抜け出せて、とても幸せだと思っています。

何度も同じ過ちを繰り返すのは愚かであるだけではなく、本当に悲しい事ですから。
はい、ポジティブシンキング、大好きですよ、俺も(笑)


7さんへ

レス、大変遅くなってすみません!

>後半、私の胸までもが、ドクン、と。。。。

感じていただけましたか、俺の鼓動(笑)
あの胸の痛みの正体が何だったか、明確に答える事はできないんですが。
今でも残っている、いつでも思い出せる感覚です。
V |  2009.01.07(水) 02:26 | URL |  【編集】

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