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2008.11.30 (Sun)

最愛の系譜(下)

よく旅とグルメの紹介、って感じのレポート番組がありますよね。


【More・・・】

かっしーとソファーに並んでTVを見ていた時に、ちょうどそんな番組をやっていたんだけど、その時、たまたまレポーターが高い橋梁というか、要するに、○○大橋とか、○○タワーとか、そんな類の建造物の天辺付近まで登って、

「うわー、高ーい! でも、景色が超キレイー!」

なんて絶叫していたシーンがあったんだ。
それを見たかっしーが、

「うわ、高いなー。確かに景色はよさそうだけど、凄く怖そうだよなー」

って、呟いたのを耳にした俺は驚いて、

「え? お前、高所恐怖症だったのか?」

もう10年以上の付き合いになるのに、今までそんな話は聞いた事なかったなあ、と思いながら質問する。

「この高さの橋で怖がってるんだったら、東京タワーの上とかは凄く怖いだろう?」

しかし彼からは意外な答えが返ってきた。

「いやいや、東京タワーは怖くない」←キッパリと

「は? じゃあ、みなとみらいの上とかは?」

「まだ登った事がない」←これまたキッパリと(汗)

予想外の脱力系な返答を聞いて眉を顰めた俺に、かっしーは更にキッパリと言い放った。

「俺は、中途半端な高さの建物が怖いんだ。東京タワーとか、エッフェル塔とか、そういう思い切り高いところは、上に登っても怖くない!」

「?? ・・・そう・・・なのか・・・?(よくわからんが)」

わかったような、ますます混沌としたような感じだが。

なんて思っている俺の肩を抱き、顔を覗き込むと、かっしーはニヤリと笑った。


「勿論、お前の上にいる時は、全然怖くないんだよw」




・・・・・・・・・・・・・いきなりそっちのネタか(あわわ)


「おっ、俺の上の、何処が高いんじゃ、ボケぇ!」

地上何十センチの世界が怖いわけないだろうが!(汗)

ていうか、そういう時に高いのは、性欲とテンションだけだろうが!!

って、我ながら上手い事言ってるな、と呆れながらも、事態は思わぬ方向に雪崩れ込んだり(-_-;)





さて。

いつも通り?前置きが長すぎますが(すまん)、前回の続きです。
ちょっと趣向を変えて、(上)(下)編にしてみましたが・・・・

うーむ、収拾がつかなくなったような(-_-;)


では、(グダグダのままで申し訳ないが)どうぞ。


↓       ↓       ↓









時々、かっしーが俺のことを酷く熱心に見つめている時があるのに、気が付き始めたのはいつ頃からだったろうか。

見つめているといっても、愁波たっぷりにギラギラと妖しく絡んでくる視線、というのとは違う。
穏やかな日差しの様に、包み込む様な、慈しむ様な眼差しが注がれる。
慈愛に近い温かさで。

そして、それは俺にとって、決して不快なものではなかった。


彼が何故あんなに優しく笑えるのか、俺は知らない。

何故何の衒いもなく、あんな視線を向けられるのかもわからなかった。

そういう時に、俺が彼の顔を無遠慮に見返すと、彼は決まって眩しそうに目を細めたものだった。

「何? 俺の顔に何か付いてる?」

ある日、そう尋ねてみたこともある。
もしかしたら自意識過剰なだけで、気付かないうちに顔に何かが付いているんじゃないか(汚れとか、傷とか)と思って、顔のあちこちを触ってみたりもした。
すると、彼は慌てて、違う違う、そうじゃない、と手で制しながら、

「いや・・なんて言うかな。お前の顔見るの好きなんだよな」

ちょっと照れくさそうに笑った。

なんか、すっきりしたというか、涼しげな顔の作りでさ、
眉もキリッとしてて、カッコいいし、何だか見ていると嬉しくなって来るんだよな。

なんて事を、店内を流れる音楽が、かろうじて遮っている、隣に座っていないと話が聞こえない程度に静かな周囲を、憚ることなく話し出す。

思わぬ返答に戸惑いながらも、彼に褒められると、自分もそう悪い気はしない。
(しかも相当の褒め言葉だし)

「そうかな?」

「そうだよ、いいよ、お前。」

はは・・と面白そうに笑いながら、グラスに残っていたウーロン茶(が、何故か水割りに見える)を飲み干す。

いつもの仕事用のユニフォームとは違う、上品なダークスーツを着ていた彼はお代わりを頼むと、

「それに、お前の表情は、ちょっとの間にコロコロ変わって、ずって見ていても飽きないから」

どこか捉えどころのない遠い目をしてそう言って、俺の方を見て笑った。

俺が今でも一番好きな、子供のように無邪気な彼の笑顔だった。





それから暫くして、俺は初めて彼のマンションを訪ねる事になった。

泊まりに来るか?
貰い物だけど酒はあるし、ゆっくり出来るよ。

彼のそんな誘い文句(笑)がきっかけだったか。


その週末、何の用事もなかった俺は、一も二もなく彼の誘いに乗った。
冷静に考えたら、ベーシックで酒の飲めない彼に一体誰が酒を贈るのか不思議だが、何故かその時の自分は疑いもせずに、素直に。


招待されていて何だが、想像以上に広くて部屋数の多い(しかも市内の一等地)、彼のマンションに俺はビビった。

「一人暮らしだろう? お前」

お前のサラリーでこんなところ、借りられるの?

驚く俺に、彼はちょっと困ったような表情で、

「親の持ち物なんだ。気ぃ使うなよ」

そう、彼はお坊ちゃまくん(笑)だったのだ。

道理で口が贅沢なわけだよ。








あー、思った通り、長くなりそうだ・・

そんなわけで、続きますけど、何か?
(気持ち、逆ギレ気味です。すいません)







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01:00  |  君が好き 胸が痛い  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)

Comment

恋の始まりはいつの日もドキドキするものです^^
現在のお二人を存じ上げているだけに安心して読めますが、とっても素敵なシンフォニーの前奏曲のようですね(と私に似合わない表現ですが思わず言ってみたくなりました)
この後、本編1へと繋がって行くのでしょうか?
長くなってもゆっくりでも楽しみにしております^^
お二人の歴史ですものね。
それを大切になさっているというのは、読んでいる私達も幸せな気分になります^^
かずみ |  2008.12.01(月) 21:32 | URL |  【編集】

ふーん。で、Vさんとしては、かっしーさんの上はどうなんですか?(真顔)

ゴホン、それにしても。
貰い物のお酒があるからとか、一生懸命考えた誘い文句っぽくて、何だかかわいく思えてしまいますね。
Vさんを恋愛対象?として意識し始めてからの出来事、でいいのでしょうか。
かっしーさん、内心結構、緊張していたのでしょうか。
コロン |  2008.12.08(月) 20:28 | URL |  【編集】

付き合い始めの頃、興味のないお酒を買ってまで
Vさんと一緒にいようとされていたかっしーさん。
可愛いらしいですねi-179
でも、Vさんに対して自分の気持ちを照れることなく
素直にお話しされている所は今と同様、変わりませんね。
この時のVさんの気持ちの揺れ、どうなって行くのでしょうか?
続きが楽しみです。

かっしーさんの中途半端な高さが怖いって・・・
どんなかんじなのでしょうね、ご本人は・・
私はとにかく高いところやエレベーターの外が見えるようなもの苦手です。
かっしーさんにどうやったら大丈夫になるのかお聞きしたい!
でも中途半端な所は怖くなるのですよね・・・





まかろん |  2008.12.11(木) 01:17 | URL |  【編集】

誠に申し訳ない(大汗)

かずみさんへ

とんでも遅レスで、本当にすみません!

>恋の始まりはいつの日もドキドキするものです^^

ドキドキ、と言うか、なんと言うか・・・

多分、現在の俺達の状況を知らない人が読まれたら、ハラハラすると言うか、危なかしくって仕方がないと思うんですが(汗)

とても素敵なシンフォニーの前奏曲、ですか?
そう言っていただけるなんて何とも照れ臭いですが、そう、これって本当に『前奏曲』なんだよな、と思うと、少々眩暈が・・・(-_-;)

とは言え、舐めるように大事に書いていこうと思いますので(ちょっと表現的にイヤラシイ感じが。汗)
時間がかかっても、ゆっくりでもいい、と仰っていただけると、嬉しいですねw


コロン姐さんへ

とんでも遅レスで、本当にすみません!

>で、Vさんとしては、かっしーさんの上はどうなんですか?(真顔)

ははは、上でも下でも、絶景ですよ、きっと(^^ゞ

↑おー、我ながらオ・ト・ナな受け答えw

>貰い物のお酒があるからとか、一生懸命考えた誘い文句っぽくて、
>何だかかわいく思えてしまいますね。

可愛いって言うか、一生懸命って言うかww
自惚れているとは思うんですが、この時には既に、彼は俺の事を恋愛対象として意識していたんだろうと思います。
何月何日何時何分から? と言われると、返答に困るんですけど(笑)


まかろんさんへ

とんでも遅レスで、本当にすみません!

そうですね、自分が全く興味のない(ていうか、飲めないんで)酒で俺の関心を引こうとしてくれた、と言うのは、今にしてみれば何だか申し訳ない様な、この頃はかっしーの方が『ミツグ君』だったんだよなー、なんて懐古して、遠いお空を眺めてみたり(笑)

>Vさんに対して自分の気持ちを照れることなく
>素直にお話しされている所は今と同様、変わりませんね。

うん、さっきのレスで、出逢いもその後の過程も奇跡だって書いたけれど、
彼のそういう昔からずっと変わらない、って所が、本当に奇跡的だって、しみじみと(←はい、砂吐きご注意!!)

この話は、行きつ戻りつで、僅かずつ僅かずつ進んでいくんでしょうが、俺、ホントに鈍ちんなんで(汗)
よく彼に見捨てられなかったなー、と思っています。

まあ、この話を始めたら、知らず知らずの内に、というより、確信犯的に惚気になってしまいそうなんで、この辺りで(^^ゞ

>かっしーさんの中途半端な高さが怖いって・・・
>私はとにかく高いところやエレベーターの外が見えるようなもの苦手です。

俺は、高い所も低い所も中途半端に高い所も、別に平気なんですけどねw
何て言うのかな、もしかして物凄く高いところは、却って諦めが付くのかも!?←何のだ!?

今度聞いておきます(笑)

V |  2008.12.30(火) 20:06 | URL |  【編集】

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